dwibs®

DWIBS(ドゥイブス)®

21世紀に入って、医学の進歩は目覚ましく、医療技術も発展し続けています。がんに対する治療の研究は少しずつ進んできましたが、それでも日本人の死因の第一位が「がん」であることに変わりはありません。「がん」は発見が遅れるほど治る確率は低下するため、早期発見・早期治療が重要な病気です。

近年、「次世代の全身がん検査」として、注目を集めているのが、「DWIBS(ドゥイブス)®」です。
「DWIBS(ドゥイブス)®」とは、MRIの拡散強調画像(DWI)を用いた2004年に東海大学の高原先生らが考案された日本発祥の撮影方法です。

強力な磁気と電磁波を利用したMRIを使い、頸部(首)から骨盤まで撮影して「がん」のリスクを調べるという新しい検査技術です。
DWIはX線を利用しないので、放射線被ばくの心配がありません。さらに、食事制限や薬剤注射、術後安静といった検査前後の準備・処置が不要なので、かかる時間も「約30分」と短時間での全身がん検査が可能です。

当院では、MRIの拡散強調画像(DWI)を用いた「EX全身がんドック」を提供しています。予約・問診・決済を事前にオンラインで行っていただくことで、当日は「検査のみ」となり短時間で検査が終わります。当院は梅田駅から徒歩3分の立地にあるので、時間を有効にご活用いただけます。
ご興味ありましたら、当院までお気軽にご相談ください。

※「DWIBS(ドゥイブス)®」と「EX全身がんドック」の違いについて

DWIBS(ドゥイブス)®とは?

DWIBS®は、2004年に日本で考案された検査で、従来の全身のがん検査「PET-CT」に代わる新しい技術です。検査による身体への負担が少なく、がんの早期発見だけでなく、化学療法・放射線治療の効果測定のために、年に複数回行うことも可能です。

(画像)当院のMRI検査機器
(画像)DWI撮影画像
DWIBS_撮影画像_30代男性
(画像)DWI撮影画像_30代男性

DWIBS®の特長

  • MRIを利用して、「全身のがん」を探す
    DWIBS®では、高性能化された最新の画像技術であるMRIを利用して、全身のがんを探します。
  • 検査薬の注射が不要なので、痛みなく検査可能
    DWIBS®は、検査前の検査薬注射が不要なので、痛みに弱い方でも心配ありません。
  • 検査による被ばくはない
    DWIBS®ではX検査・CT検査・PET-CT検査・マンモグラフィ検査で必要となる放射性物質を使用しないため、放射線被ばくはありません。
  • 短時間で検査可能
    検査では薬剤を使用しないので、検査薬を体内に行き渡らせるための待ち時間や検査後の安静時間が不要です。MRI撮影のみなので、「約30分」で検査が終了します。
  • 造影剤を使うのが難しい糖尿病・腎不全患者さんも検査可能
    造影CT検査・PET-CT検査など造影剤を使った検査は、糖尿病・腎不全の方では受けられないことがあります。一方、DWIBS®では何も薬剤は使用しないので、持病がある方でもお受けいただけます。

DWIBS®検査をおすすめしたい方

  • がんを早期発見したい
  • 痛みのある検査が苦手
  • 画像検査による放射線被ばくが心配な方

DWIBS®で見つけやすい「がん」

DWIBS(ドゥイブス)®検査で、特に描出されやすい「がん」は、次の通りです。

  • 乳がん
  • 大腸がん
  • 腎臓がん
  • 膀胱がん
  • 前立腺がん
  • 子宮卵巣がん

上記以外の「がん」についても検出可能です。
がん以外に脾臓、精巣、卵巣などの炎症や良性腫瘍も検出できます。

がん死亡数順位 *1 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位 11位
がん種類 大腸 すい臓 肝臓 胆のう
胆管
乳房 悪性リンパ腫 前立腺 食道 膀胱
DWIBS®
PET-CT ×
(表)DWIBS®とPET-CTのがん診断比較

◎:最適 ◯:判定可能 △:不向き ×:不可能

*1(参考)がん死亡数順位|厚生労働省「令和3年(2021年人口動態統計

肺については「胸部CT検査」を併せることで、診断の精度が向上します。

DWIBS®とPET-CTとの違い

DWIBS検査とPET-CT検査の違いは、以下の通りです。

DWIBS®検査 PET-CT検査
がん細胞の
検索方法
がん細胞の細胞密度が高く
(細胞間隔が狭く)なることに着目し、
細胞間の水分の動きが遅くなる特性を利用
がん細胞の糖代謝が高くなる
特性を利用
撮影のしくみ 強力な磁石と電波を使って、水分の動きを調べる 放射性薬剤(ブドウ糖類似PET検査薬)を体内に投与して、CTのような特殊なカメラで検査薬の集まりを撮影する
放射線被ばく なし 検査薬と撮影での2重被ばく
注射 なし あり
(検査薬の静脈注射)
食事制限 なし 検査前の絶食/
インスリン制限
(※糖尿病患者さん)
検査後処置 なし 体内の放射線量が下がるまで
待機
検査時間 約30分 約3時間
(検査薬の注射後の安静~検査終了後の待機を含む)
糖尿病患者さんの検査 検査可 検査できないことがある
(表)DWIBS®とPET-CTとの違い

EX全身がんドック_検査費用

当院では検査費用をできる抑え、がん検診のスクリーニング(病気を見つけるためのふるい分け)として、一人でも多くの方にお受けいただけるよう努めております。

【定価】69,800円(+税)
【キャンペーン価格】49,800円(+税)  ※2024年5月まで

なお、検査にオプションとして「心臓・肺CT検査」を追加する場合には、プラス10,000円(+税)となります。

当院での「EX全身がんドック」受診の流れ

01

オンラインによる予約・問診・決済

当院では、オンラインにて予約から問診、決済までを事前に済ましていただいております。
02

検査の予約日時にご来院

予約された日時にご来院ください。
03

結果説明は、メールまたはLINEにてご送付(1週間以内)

検査結果で異常が見つかった場合には、当院外来にてフォローいたします。
※必要に応じて、対応する基幹病院をご紹介します。

よくあるご質問

DWIBS(ドゥイブス)®と「EX全身がんドック」の違いはありますか?

DWIBS(ドゥイブス)®、「EX全身がんドック」どちらもMRIの拡散強調画像(DWI)を用いた検査方法です。
DWIBS(ドゥイブス)®については、 撮影方法を考案された高原先生により商標登録されております。
当院ではMRIの拡散強調画像(DWI)を用いた全身がんのスクリーニング検査を「EX全身がんドック」と呼んでおります。

EX全身がんドックを受けられない人はいますか?

次に該当する方は、原則としてEX全身がんドックをお受けいただけません。
詳しくは、医師またはスタッフまでお問い合わせください。

  • 心臓ペースメーカーや人工内耳など、脱着できない電子機器を装着されている方
  • タトゥーやアートメイクをされている方
  • 材質不明な金属のボディピアスをしている方
  • 美容整形として金の糸リフトの施術をされている方
  • 閉所恐怖症の方
  • 妊娠中・妊娠の可能性がある方
  • 検査中(約30分間)静止していることが難しい方

EX全身がんドックを受けて異常なければ、「この先も安心して良い」でしょうか?

他の画像検査と同じですが、「今回撮影した画像上には、異常がない」ということであり、将来を保証するものではありません。EX全身がんドックだけでなく他の人間ドックも含めて、定期的な検診を受けることをおすすめします。